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言えていれば、大丈夫。
2020.7.31

昨日、子どもに

「ママがお話しているのに、

〇〇はちっとも聞いてくれないでしょ。

ちゃんとお話聞いてほしいよ。

ママ、お話聞いてもらえないと悲しい」と

言ったんです。

 

 

うちの子たち、

特に上の子は、

テレビや遊びに夢中になると

全然話を聞いてくれない。

 

 

 

私が

「もうご飯だから片付けて〜」って

優しく言っても、

基本しばらく無視。

(たぶん聞こえてもいない)

 

 

 

何度も伝えると

「うるさい!!」って

怒り出す・・・

 

 

 

 

これを、毎日、毎日、

繰り返しているんですよね。

 

 

 

 

だから昨日は寝る前に

冒頭の言葉

「ママがお話しているのに、

〇〇はちっとも聞いてくれないでしょ。

ちゃんとお話聞いてほしいよ。

ママ、お話聞いてもらえないと悲しい」

と伝えたのです。

 

 

 

 

そしたら上の子は

「ママだって、

〇〇がこっち見て〜って言っても

全然見てくれないし、

こっち来て〜って言っても

いまお仕事中って言うじゃん!

ぜ〜んぜん、〇〇の話聞いてくれない!」って

言い返してきた。

 

 

 

 

それに乗っかって

下の子まで

「そうそう。

〇〇がこの絵見て〜って言ってるのに

いまご飯作ってるから

ちょっと待って〜って言って、

そのまま忘れちゃう」って

言い始めた。

 

 

 

 

・・・確かに。笑

 

 

 

 

でも、私は、上の子のように、

怒りながら「ちょっと待ってて!」って言うことは

ほぼほぼ、ない。

 

 

 

 

だから

「確かにそうだね。

ママもちょっと待って〜って

いつも言ってるね。

でもさ、その時、

ママは怒っていないよ。

ママは〇〇に怒って言われるのが

怖いし、気分悪くなるし、

すごくイヤだ。

〇〇と〇〇のことが

ママは大好きで大切だから

美味しいごはん食べられるように

一生懸命作っているのに

うるさい!って怒鳴られたら

悲しくなるよ」

と伝えた。

 

 

 

 

そしたら上の子は

「確かに・・・

でも怒っちゃうんだよ!

〇〇はキラメイジャーが好きだから

ずっと遊んでいたい。

それなのに片付けてって言われると

イヤな気持ちになる」

って言ってきた。

 

 

 

 

なんというか、この時点で、

小学1年生の上の子と

こういうやりとりが

できていること自体に感動していた。

 

 

 

自分の気持ちもちゃんと言えたし、

子どもの気持ちも聞けたし、

お互い様だということも分かったし、

何より、上の子も私も、

相手を愛しているからこそ、

「ちょっと待って」って

言われることがイヤだったということが

腑に落ちて、

悲しみと怒りの感情が

シュルシュルシュル〜と

小さくなっていくのが分かった。

 

 

 

「そっか〜

じゃあ、ママもなるべく

待たせないようにするから、

〇〇も、怒りながら、

うるさい!って言うの、

できるだけやめてほしい。

待ってもらう時もあるけどさ、

それはお互い様だから、

ちょっとはガマンしよ」って言ったら・・・

 

 

 

 

上の子も

「まあ、いいよ。

できるかわかんないけど、

怒らないようにする。

でもまだ1年生だから

たぶん怒るけどね。

ママだって怒ることあるし

ゆるしてよね」って言った。

 

 

 

 

日々、自分の心に向き合っていると

「言いたかったけれど言えなかったこと」が

ネガティブな思い込みや

生きづらさにつながっているということを

強く実感する。

 

 

 

 

・・・ということは

「言いたいことが言える」って

ものすごーーーーく大事なんだ。

 

 

 

 

私は、やっとこの歳になって

「言いたいことを言う」という練習を

している。

 

 

子ども相手に、夫相手に、

「させてもらっている」。

 

 

 

 

自分の本音なんて、

伝えたことがなかったから

まだまだ

上手に伝えられないけれど・・・

 

それでも

子どもたちをお手本にしながら、

少しずつ

伝えられるようになってきた気がしている。

 

 

 

 

 

子どもたちも

言葉が増えてきたことで

表情や感情で表現するだけではなく

自分が言いたいことを

言葉で上手に伝えられるようになってきて

すごく頼もしい。

 

 

「言いたいことが言えること」

「自分の気持ちを伝えること」って

とてもとても大切。

 

感情のままぶつけるのではなく

故意に傷つけるのではなく

愛をもって

敬意をもって

言葉を選んで

伝えられるようになりたいし

子どもたちにも

そうなってほしい。

 

 

 

 

 

子どもたちと一緒に

子どもたちに学びながら

練習していきたいな。

 

 

 

 

 

「心のしくみ」を学んでいなかったら

私は一体どんなふうに

子どもと話をしていたんだろう。

 

 

 

 

こんなにも

子どもとのやりとりを

幸せだな〜と思えるのは

「心のしくみ」を知って

自分の心を

少しずつひとつずつ癒していったから。

 

 

 

 

 

過去の私、いまの私。

ほんとうにありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

今日も、すてきな1日を。

 

 

 

 

 

福田花奈絵