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変われないことを嘆く人
2020.6.8

 

「変われない」と嘆く人がいます。

 

 

「あの人は変わっているのに

私は変われない」と

人と比較して落ち込む人もいます。

 

 

一見、

「自分に自信がない人」

「自分のことをダメだと思っている人」

に見えるかもしれませんが

おそらく、違います。

 

 

 

 

じつは

「めちゃくちゃ自分に自信がある人」

「他の人よりも、私はすごいと思っている人」

「私は特別な人だと確信している人」

なんです。

 

もちろん、

本人には自覚がないことがほとんどですが・・・

 

 

 

 

ほんとうの意味で、

自信がなかったり、

自分のことをダメだと思っていたり

するのならば

変わることができなかった時に出てくる言葉って

「そりゃそうだよね」

「変われなくて当たり前だよね」

「だって私、そういう人だもん」

「他の人ができることだって、できない、

能力の低い人だもん」

だと思うのです。

 

 

 

 

「変われなくて当たり前」

だから

「変われないことを嘆く」

ということには

ならないはず。

 

 

他人と比べて、

「あの人は変われているのに

私は変われていない」

と嘆いていたり

落ち込んでいたりするのならば

あなたはもしかしたら

ものすごく

「上から目線」なのかもしれない。

 

 

 

 

上だとか下だとか、

優れているとか劣っているとか

そういう表現は

あんまりしたくないのですが・・・

 

元から

「あの人は私よりもすごい」

「あの人は私より上で、私より優れている」と

思っているとしたら

「あの人が変われて、私は変われない」

という状態を

嘆いたり、落ち込んだりすることって

ないと思うんですよね。

 

だって、それが、

「当たり前」だから。

 

 

 

 

つまり、

「あの人は私よりもすごくない」

「あの人は私よりも下(か、同じ程度)」と

思っているからこそ

「あの人が変われて、私は変われない」

という状態を

嘆いたり、落ち込んだり

するわけです。

 

 

無意識下にあるのは

じつは

「あの人が変われているのに、

私が変われないなんて、ありえない!」

かもしれないのです。

 

 

もちろん、

別の見方もあるとは思うのです。

 

 

 

 

でも、

私の心を観察していても、

クライアントさんの話を聞いていても、

あながち間違ってはいないんじゃないかと

思っています。

 

 

 

 

あなたは、あなたのことを、

心底ダメなヤツだとは思っていない。

 

 

 

「ダメだ、ダメだ」と言うけれど

「私はこんなこともできない」と嘆くけれど、

それでも、あなたはきっと、

「私は、変われる人なんだ」

「もっともっと幸せになれる人なんだ」

「とにかく私はすごい人なんだ!」

と信じているんです。

 

 

 

人ができていることを

自分ができていないことに

苛立ちや焦りを感じたら

「私は私のことを

“できないことは絶対にないすごい人”

だと思っているんだなあ」

「私は“あの人より私のほうがすごい!”と

思っているんだなあ」

みたいな視点でも

自分を観察してみてくださいね。

 

 

 

 

今回は、

ちょっぴり恥ずかしくなっちゃう

お話でした。

 

 

 

 

 

 

今日も、すてきな1日を。

 

 

 

 

 

福田花奈絵