「うまくいっている私でいたい」
「うまくできている私でいたい」
そんな思いが強すぎると
いまの自分の状態を無視しがち。
「うまくいっていないこと」
「うまくできていないこと」
に対して
「そうなんだね」
と、そのまま受け入れることができずに
「そんなことない」
「気のせいだ」
と、見なかったことにする。
「うまくいっていないこと」
「うまくできていないこと」
誰に見られたくないの？
誰にバレたくないの？
バレると何て言われそうなの？
ほんとうは
「うまくいっていないこと」
「うまくできていないこと」
すごく不安に感じているんじゃないの？
怖いんじゃない？
自分の状態を
「思い込み」のフィルターをかけずに
そのまま見るということは
自分のありのままを
ほんとうの意味で、
周りの人にさらけ出せていない人にとっては
難しいことなのかもしれない。
長期講座Facebookグループの投稿内容を
ご紹介させてください。
＊＊＊ここから＊＊＊
長期講座の日は
一番下の子供の預け先が
決まらなくて、
夫に相談したら
「夜勤だから、
日中は僕が出掛けて見ておくよ」
といってくれたので
少し申し訳ないなと思いながらも
ホッとしてたの。
そしたら朝から咳が止まらなくって…
しかも13時からは
上の子の初めての授業参観。
そこにも夫が
下の子を連れて行ってくれると
話はしていたけど
これだけ咳がでていると
参観に行くのは無理だなと…
親が来ない上の子の気持ち、
自分勝手に
自分のことで夫に迷惑かけて
さらに上の子にもと思うと
受講前に泣けてきて…
なんでも自分の力でやりたかったし、
やれると思っていたけど、
「私は１人では何もできないんだな」
と感じさせられたよ。
神様はこのタイミングで
色々なことを気づかせてくれるんだな。
夫には感謝をなかなか伝えられないし、
2人の子どもなんだからと思っていたけど
本当に感謝を感じたよ。
まだまだ素直には
つたえられないけど。。。
結局午後からは
下の子を抱っこして受講しました。
１人で受講したいって
思ってたけど
勝手に思い込んでただけ。
みんな優しくしてくれて
ありがとう！
次も子連れかも。
そのときは宜しくね。
＊＊＊ここまで＊＊＊
子どもって
いろいろな気づきを与えてくれるし
いろいろな経験をさせてくれる。
子どもを産み、育てる前は
「努力」でなんとかしてきたことも、
誤魔化せなくなるし、
これまでずっと無視してきた
自分の感情にも
向き合わなければいけなくなる。
例えば・・・
私はずっと
「ひとりでがんばらなければいけない」
「何もかも完璧を目指すべき」
と思い込んできたけれど、
二人目が生まれて１年ちょっと経ったころ、
「あ、もう無理かも」
と感じる瞬間があって・・・
その「屈辱的」な「挫折」は
私のこれまでの人生すべてを
否定されたような、
そんな気持ちになった。
ただ、ここで、
「ひとりでどうにかすることができなかった」
という経験をさせてもらったことが
私の人生を大きく変えてくれて。
子どもたちには
ものすごく感謝している。
あと、
「怒り」に関しては、
私はずっと無視をしてきたし、
意識的に蓋をしてきていたし、
「私にはないもの」なのだと
思い込もうとしてきたから、
子どもを育てる中で
やっとやっと
「私にとって大切な感情のひとつなのだ」
と認めることができて。
その点に関しても
ほんとうに子どもたちのお陰だなあと
深く感謝をしています。
子育てって
「大変なもの・乗り越えるもの」というように
捉えがちだったり、
「（たくさんの痛みや違和感を無視して）
子どもがいることで幸せが倍増」というように
捉えようと努力しがちだったりするけれど・・・
私が、
自分自身や長期講座生を見てきて
感じているのは、
「これまでの人生において
重りになっていたものを
手放させてくれるきっかけを与えてくれるもの」
なんですよね。
「いまにプラス！」というよりは
「過去といまのマイナスを癒したら、
プラスもより大きくプラスに」
という感じ。
子育てが、
自分を癒すきっかけを与えてくれて、
「幸せに生きること」が
当たり前にできるようになる。
もう「不幸」になんてならない、なれない、
ということが、
ものすごく大きな「安心」に繋がる。
子どもや子育てって、
ほんとうにすごいなあと思うのです。
たくさんのお母さんが
子育てをきっかけに
自分を生きることが
できるようになるといいな。
今日もすてきな１日を。
福田花奈絵
